5世紀初頭

イベリア（カルトゥリ）王国の７つの公国の一つとして存在。

502

ヴァフタング1世が死亡したことにより、ササン朝に支配される。

７世紀

アラブ軍によって支配。

11世紀初頭

KvirikeIIIがカヘティの王となり、アラブの支配下で自治国となる。

12世紀初頭

グルジア王国の王ダヴィド4世がカヘティ王国を併合。

1460年代

カヘティ王国として独立。

1762

隣国のカルトゥリ王国と統一し、カルトゥリ－カヘティ王国 (1762-1798)となる。

18世紀中期

アフシャル朝の侵略により国力が弱まる。

1801

ロシア帝国に併合される。

テラヴィ Telavi თელავი
トビリシから約158km、車で約3時間。カヘティ地方の地方庁。カヘテイ王国の首都として栄えた町。テラヴィ市には24の町がある。

バトニスツィヘ Batonis Tsikhe
テラヴィの中心にある17-18世紀に建てられた歴代のカヘティ王の要塞。1667-1675と18世紀に二度にわたって創建された。ペルシャの影響を受けた建築様式の城、庭、2つの教会、城壁などから成っており、城は現在チュビナシュヴィリ美術館になっている。

エレクレ2世の騎乗姿の像 Statue of Erekle II
カヘティ王国とカルトゥリーカヘティ王国の王であったエレクレ2世の像はバトニスツィへの前にある。

樹齢900年の木 900-year-old plane tree
エレクレ2世の像の近くにある樹齢900年の木。

ズヴェリシュアムタ修道院 Dzveli Shuamta
「ズヴェリ」とは古いという意味。テラヴィから7キロ離れたところにある3つの教会から成る修道院。南東にある小さな教会は5-6世紀建立のもので、残りの２つは７世紀に建てられたもの。内部には12世紀のフレスコ画が少し残っている。

アハリシュアムタ修道院 Akhali Shuamta
「アハリ」とは新しいという意味。テラヴィから約3キロ、ズヴェリシュアムタ修道院から約3キロ離れたところにあり、16世紀建立の教会や鐘塔がある。伝説によると、カヘティの女王ティナが幼い頃に教会を建てる夢を見た。その場所は知らない場所だったが、カヘティ王レヴァンと結婚した後、ジョージアを旅行中に夢で見た場所を発見した。そして、彼女はこの修道院をその場所に創建したと言われている。

イカルト修道院 Ikalto Monastery იყალთო
テラヴィから西へ10キロ。修道院には３つの教会（Khvtaeba、 Kvelatsminda、Sameba）とアカデミーがある。イカルト修道院は6世紀後半に創建され、メインの教会であるKhvtaeba教会は8－9世紀に、アカデミーはダヴィト4世（在1089-1125）によって建てられた。アカデミーは文化・学問の中心となり神学、修辞学、天文学、哲学などが研究され、またワイン作り、製陶術、薬学などの実践的スキルも研究された。ジョージアの偉大な12世紀の詩人ルスタヴェリもここで学んだとされる。しかし、1616年のサファヴィー王朝の侵略により修道院は破壊された。

ネクレシ修道院 Nekresi Monastery ნეკრესი
グレミから約11キロ。1-2世紀のPharnajom王がネクレシの町を樹立。4世紀のThrdat王（ミリアン王の息子）によりネクレシの教会は創建された。その後、異なる時代にいくつかの建物が建立。

グレミ修道院 გრემი
トビリシから東へ175キロ、テラヴィから北東へ19キロ離れたグレミ村にある修道院。グレミは16世紀にカヘティ王国の首都として栄えたが、1614年のペルシャの侵略により町は荒廃した。現在はこのグレミ修道院が残っているのみ。
グレミ修道院は、16世紀に建てられ要塞と教会の二つの役割をもっていた。修道院の塔からはグレミ村と遠くにはコーカサス山脈を見ることができる。

大天使ミカエルとガブリエル教会 The Church of Mtavarangelozi
この教会は1565年にカヘティ王レヴァンによって再建された。教会の教会の南東角にはレヴァン王が埋葬されている。

アラヴェルディ大聖堂 Alaverdi Monastery ალავერდი
テラヴィから北西へ約20キロ。6世紀創建（現在の建物は11世紀のカヘティ王により建立）の教会。大聖堂の周囲は石積みの壁で囲われている。内部にはイコンや正面ドームにはフレスコ画がある。

クヴェタラ要塞 The Fortress of Kvetara
10世紀に地元の公爵によって建てられた要塞。青色のドーム屋根が美しい。

クヴェラツミンダ教会 Kvelatsminda Church
グルジャアニにある8-9世紀創建の２つドームの珍しい屋根がある教会。

チュビナシュヴィリ博物館 Giorgi Chubinashvili Telavi State Historical and Ethnographical Museum
1, Erekle II str., 2200, Telavi（バトニスツィヘの中）
Phone: (+995 250) 7 21 59, 7 31 59, 7 14 18
10:00 – 18:00　月曜休館
入場料　大人0.50ラリ、子供・学生0.25ラリ、ガイド料2.5ラリ
バトニスツィの城の中にある美術館。エレクレ2世の所持品、中世の石棺や鎧など、またアートギャラリーには17-19世紀のオランダ、ドイツ、ロシア（クラムスコイやアイヴァゾフスキー）、グルジア (E.Akhvlediani, L.Gudiashvili, J.Khutsishvili)の絵画が展示されている。

アレクサンドレ チャフチャヴァゼ博物館 Tsinandali Alexander Chavchavadze museum
2217, village Tsinandali, Telavi district
Tel (+995 250) 7 17 51
10:00 – 18:00　月曜休館
入場料　大人0.50ラリ、子供・学生0.25ラリ、ガイド料2.5ラリ
ツィナンダリ（テラヴィから南東へ10キロ）にある博物館。19世紀の詩人であり貴族であったアレクサンドレ チャフチャヴァゼの家が博物館として残っている。家には当時には新しい英国風の庭があり、この家を訪れたロシアの作家レルモントフやフランスの作家アレクサンドルデュマはこの家について書き残している。博物館には、グルジアで力のあったチャフチャヴァゼ家の貴族の生活や、彼の詩人としての活動記録を見ることができる。
庭の北角には、彼の父親が1886年に創立したワイナリーがあり、70種類以上のワインがある。また、19世紀のワインが500本近くあり、最も古いワインは1814年のものになる。

ナト ヴァフナゼ博物館 Nato Vachnadze Museum
1500, village Gurdjaani, Gurdjaani district
Tel (+9958 253) 2 25 38
10:00 – 18:00　月曜休館
入場料　大人0.50ラリ、子供・学生0.25ラリ、ガイド料2.5ラリ
ツィナンダリから南東へ26キロのところにあるグルジャアニの町にある博物館。1920－1940年代に活躍した女優の生家であり、彼女の思い出の品々が展示されている。

シグナギ Signaghi სიღნაღი
トビリシから南東へ113キロ、テラヴィからは車で約1時間。観光開発がすすめられてる城壁に囲まれた町。古い町並みが残っており、観光用馬車もある。

ツーリストインフォメーションセンター Tourist Information Center
10 Kostava St., Sighnaghi, Georgia
tel (+995 99) 55 43 71, (+995 99) 98 11 07
地図やパンフレットなど情報を得られる。

要塞の壁 Wall of Fortress
1772年からカルトゥリ－カヘティ王国の王エレクレ2世が要塞を建て始め、現在は城壁が残っている。壁の長さは4.5キロあり、23の塔がある。

聖ステファン教会 St. Stephen Church
9, Chavchavadze St.
城壁の最も大きな塔の中にある教会。

聖ギオルギ教会 St. George Church
7, Gorgasali St.
18世紀の教会。

ヴァキリ聖ギオルギ教会 Vakiri St. George Church
シグナギ郊外にある18世紀の教会。

シグナギ美術館 Signagi Museum
8 Rustaveli alley, 4200, Signagi
Tel (+995 255) 3 2448, 3 2862
10.00-16.00 月曜休館
2007年創立の美術館。シグナギの古代から中世の出土品や生活の道具などが展示されている、また、ジョージアを代表する画家ピロスマニの絵が16枚飾られている。2階バルコニーからのカヘティの景色も素晴らしい。

シグナギ歴史民俗博物館 Signagi Historical and Ethnographical Museum
1, Tamar Mepe str., 4100, Signagi
Tel (+995 255) 3 24 48, 3 28 62
10:00 – 18:00 月曜休館
入場料　大人0.50ラリ、子供・学生0.30ラリ、ガイド料2.5ラリ
博物館には1万点以上のコレクションがあり、紀元前の宝飾品や中世のコインやイコン、グルジアの画家のラド グディアシヴィリなどの絵も展示されている。

ボドゥベ修道院 Bodbe Monastery
シグナギの町から約2キロ離れたところにある教会。グルジアで布教活動をし、ジョージアをキリスト国家にした聖ニノが祀られている。

ニノツミンダ大聖堂 Ninotsminda Cathedral ნინოწმინდა
575年創建の大聖堂は再度の侵略と19世紀の2度の地震により大部分が荒廃しているが、叙壁と鐘塔が残っている。城壁は16－17世紀にペルシャの侵略から守るために作られ、鐘塔はレヴァン王（1520－1574）によって建てられた。大聖堂の内部には聖母子像のフレスコ画がある。
 

ダヴィトガレジャ修道院 David Gareja monastery complex დავითგარეჯის სამონასტრო კომპლექსი
岩山に洞窟を掘って作られた6世紀創建の修道院。全部で13の教会やチャペル、生活の部屋などがあり、修道院はアゼルバイジャンの国境を跨っているため、一つの教会はアゼルバイジャン側にある。11世紀のセルジューク王朝による攻撃により一部が崩壊してしまったが、ダヴィド4世（1089－1125）により修復された。しかし、13世紀のモンゴルによる侵略に始まって、その後ペルシャの侵略などにより教会は荒廃となった。1920年代から数人の修道士が住み始め、現在も修道士が生活をしている。ダヴィドガレジャからアゼルバイジャン側の景色も見える。

メインの修道院はラヴラ修道院（Lavra Monastery）とウダヴノ修道院（Udabno Monastery）には素晴らしいフレスコ画がたくさん残っている。
 

Georgia: A Sovereign Country of the Caucasus (Odyssey Guides)

Lonely Planet Georgia Armenia & Azerbaijan (Lonely Planet Georgia, Armenia and Azerbaijan)

Insiders' Guide Georgia Curiosities

グルジア語会話表現集 Let’s Talk in Georgian!

グルジア語にかける思い

グルジア語文法

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グルジア現代史 (ユーラシア・ブックレット)

グルジア戦争とは何だったのか (ユーラシア・ブックレット)

コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)