グルジア民族舞踊

グルジア民族舞踊・その他ダンス


男性は高く飛び、空中で回転、爪先立ちなどで勇敢さと技能をアピールし、女性は背筋を伸ばし、腕を水平に伸ばし優雅に踊る。一般的に(特にカルトゥリダンスでは)、男性と女性が触れ合うことはないが、アブハジア地方のハウラーシュ、オセチア地方のスィムト、アジャリア地方のホルミなどトルコ・イランの舞踊の影響が強いダンスでは手をつないで踊ることもある。プロのダンサーによる民族舞踊は劇場などで観賞可能。グルジア人は踊り好きで一般の人々もダンスフロアーのあるレストランや結婚式なので民族舞踊をよく踊る。

 

 

グルジア民族舞踊の種類


カズベグリ Kazbeguri
カズベキ山岳地方の力強い舞踊。男性のみで踊られ、山の男の強さと忍耐力を表現。


カルトゥリ Kartuli
カルトゥリは典型的なグルジア民族舞踊の一つ。5つのセクションに分かれており、1)男性が女性を招き、2)男女一緒に踊り、3)男性のソロのダンス、4)女性のソロのダンス、そして5)男女一緒に踊る。カルトゥリでは男性が女性に触れることは禁じられている。


ホルミ Khorumi
アジャリア地方の古代戦闘舞踊で、グルジア人の無限の強さを表現している。伝統的なホルミは男性のみで踊られ、4つのパートがある。


レズギンカ Lezginka
元々はコーカサス地方のレズギ族に伝わる民族舞踊で求愛(女性への敬愛を表現する舞踊)の一種。穏やかなメロディーだが、ハチャトゥリアンによってバレエ「ガイーヌ(ガネヤ)」の中で使用したことにより、打楽器の速いテンポと激しいリズムを持つ音楽とダンスが知られるようになった。

 

 
カルトゥリの踊り

ルスタヴィ合奏団(Rustavi Ensemble)によるチョングリ、パンドゥリ、サラムリ(グルジアの楽器)のみが奏でる音楽も美しい。




グルジア人ダンサー


ニーナ アナニアシヴィリ
Nina Ananiashvili  ნინო ანანიაშვილი (1963-)
トビリシ生まれのバレリーナ。ロシア・ボリジョイバレエ団のプリマ・バレリーナ、またアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルを務めた。日本でも数々の公演を行った。 2004年から、グルジア国立バレエ団の芸術監督も務めており、現在はグルジアバレエ団の育成に力を注いでいる。


ワフタング チャブキアーニ Vakhtang Chabukiani ვახტანგ ჭაბუკიანი (1910-1992)
グルジアのバレエダンサー・振付師。マリインスキーバレエ(当時はキーロフ)団の男性ダンサーとして活躍し、また「海賊」や「ラ・バヤデール」に見られる画期的な男性の振付をしたとしても有名。


ジョージ バランシン George Balanchine გიორგი ბალანჩივაძე (1904-1983)
本名 ギオルギ・バランチヴァゼ Giorgi Balanchivadze。バレエダンサー・バレエ振付師。ロシア・サンクトペテルブルグでグルジア人家庭に生まれる。マリンスキー劇場でバレエダンサーとして活躍するが、膝の故障によりダンサーから振付師の道へ進む。「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」を結成。1933年に渡米し、バレエ学校(the School of American Ballet)を設立。1946年に現在のニューヨーク・シティ・バレエにあたるバレエ協会を設立。クラシック・バレエとモダン・バレエの混合した20世紀バレエを創作した。また、父親も弟も作曲家でバランシン自身もいくつかの作品を残している。






  



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