グルジア語
グルジア語について
グルジア語はカルトゥリ語と呼ばれており、グルジアで公用語として使用されている。(ただし、アブハジア自治共和国ではアブハズ語が公用語。)総話者数は約410万人。内、トルコ、イランそれぞれにも10万人ほどのグルジア語を使用している人たちがいる。
グルジアでは、グルジア語と同じ南コーカサス諸語(*)に属するメグレリ語とスヴァン語も使用されている。その他にも、グルジア東部ではバツ語、グルジア東北部にはアヴァル語を話す人たちも存在する。 → 詳細はグルジアの宗教と民族へ
外来語はロシア語が使われているケースが多いが、歴史的にペルシャ語、トルコ語、アラビア語の仮用語もみられる。1978年以降ロシア語の併用が強化されたため(フルシチョフが民族語学校を閉鎖)、現在も多くの年配の人たちはロシア語を話すことができる。
* 南コーカサス諸語(カルトヴェリ語群) Kartvelian Languageグルジア語、メグレル語Megrelian(グルジア黒海付近)、ラズ語Laz(トルコの北東部)、スヴァン語Svan(グルジア北西部で使用)
グルジア文字
これまでにグルジア文字は二度の大きな変化があった。
5-9世紀に使用されていた文字はムルグロヴァニMrgvlovani、9-11世紀の文字はヌスフリNuskhuri、11世紀から現在使用されている文字はムヘドルリ Mkhedruliと呼ばれる。
現在のグルジア文字は33文字あり、5つの母音と28の子音から成る。
グルジア文字最古の碑文はボルニシのシオニ教会の外壁に記されており、5世紀の90年代のものとされる。また、最古のグルジア文字は5世紀の30年代に記されたもので、ベツレヘムで発見されている。
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* (喉)--- 喉を使って発音 |